
今回は、痔の種類のなかでもひときわ特殊で珍しいタイプである「あな痔(痔ろう)」について、治療法や症状についてまとめました。
こんな方におすすめの記事です
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あな痔の治療法
あな痔は、病院での手術でしか治らない
あな痔を発症してしまった場合は、まず間違いなく手術が必須だとおもってください。
一度空いてしまった穴は、手術でしっかりと膿を取り出して処置しておかないといけないからです。
保存療法や自然治癒が見込める切れ痔やいぼ痔とは明確に違うことをしっかり意識しましょう。
あな痔に対する手術法は、主に3つほどあります。
・切開開放術
空いてしまった穴を切り開いて膿の部分をすべて切除する手術です。
肛門部がいびつになってしまったり、締まりが弱くなってしまうなどの後遺症のキケンがありますが、再発はほぼ無い手術です。
・括約筋温存手術
穴の部分を直接くり貫いていく手術法です。
切開開放術よりも周囲の筋肉への影響が少なく済みますが、再発の危険性は若干残ります。
・シートン法
空いてしまった穴にゴム糸を通して縛ることで、ゴムが徐々にカラダの外へ押し出されていき、最後にはゴムが自然に脱落する手法です。
カラダの修復機能で穴を外側に追いやるので、肛門変形のリスクも少なく済みますが、ゴムの処理で長期の外来通院が余儀なくされるのが難点です。
あな痔の予防法
原因や症状、治療法も非常に特殊なあな痔ですが、予防ができないということはありません。
規則正しい日常生活を送っていれば、あな痔のリスクは最小限にできるといっていいでしょう。
下痢をしない!
まず何よりも大事なことは、下痢をしないこと。
下痢をしてしまうと、肛門線に便が入り込んでしまう危険が一気に高まります。
元気なカラダを維持!
たとえ肛門線に便が入り込んでしまっても、カラダが健康で免疫力がしっかり働いていれば、化膿が進んでしまう事はほぼありません。
日々の生活リズムや食生活をしっかり整えて、元気なカラダを維持していけるようにしましょう。