
痔主のアナタ、「フルーツ」は好きですか?
私は大好きです!甘いもの大好きなので!
ですが味の好み云々とは全く関係なく、実はフルーツは「痔の症状改善」に一役買ってくれるようなものが多いのです。
そこで今回は、痔主が普段の食生活の中で「積極的に食べたいフルーツとその効果」、「食べ方や調理方法」をご紹介します。
こんなギモンにお答えします
- 痔の症状改善に効くフルーツの種類が知りたい
- なぜフルーツが痔の改善に効くのが知りたい
- 痔主向けのフルーツの食べ方・調理方法などを知りたい

フルーツで食物繊維を摂取しよう
そもそもの前提ですが、痔の大本の原因として一番挙げられるのは「便秘」です。
痔と便秘の関係を解説した別記事
つまり、便秘を改善して規則正しい排便習慣を身に付けることが痔主にとってとても大切なことと言えます。
便秘解消といえば、もちろん「食物繊維」ですよね。
排便の改善には、1日20~25g程の食物繊維の摂取が理想とされています。
しかし、日本人の多くは、10~15g程の摂取で留まっていると言われています。

フルーツに含まれるのは「水溶性食物繊維」
いも、セロリ、ごぼう、大豆などに含まれている「不溶性食物繊維」は、便のかさを増やして腸内活動を刺激してくれます。
対して、フルーツに含まれる「水溶性食物繊維」は、便自体を柔らかくしてくれるため、便秘解消に直接効果があります。
水溶性食物繊維が多い代表的なフルーツ
・りんご
・バナナ
・キウイ
水溶性食物繊維は、フルーツのほかにも昆布、わかめ、こんにゃくなどに多く含まれています
腸内フローラを整えるためにも、フルーツがとても効果的
腸内フローラという言葉も、最近はよく聞くのではないでしょうか。
人間の腸の中に100兆個以上もいると言われる腸内細菌は、お花畑=フローラのように群生するためこのような名前がつきました。
腸内フローラのバランスが悪いと腸の動きが乱れ下痢をしたり、便を排出する力が弱くなったりして便秘が悪化したりします。
前述のとおり便秘も痔には良くないですが、痔にとっては下痢も良くないのです。
勢いよく排出されるということは、結構肛門に対して大きな負担をかけてしまうんですね。
それが、 痔核や裂肛といった症状の原因となってしまうわけです。
つまり、 腸内フローラのバランスをしっかり維持することが出来れば、便秘などになりにくい身体になることが出来ます。
そのような身体作るためには、やはりフルーツがおすすめです。
腸内フローラを健康にということを考えるのなら、 腸内の善玉菌が元気に働くための環境作りがポイントです。
腸内フローラを整える代表的なフルーツ
・りんご
・みかん
腸内フローラを整えてくれる食品は他に、ヨーグルトや納豆などの発酵食品があります
フルーツはストレス解消にも一役買ってくれる
痔の原因の一つには、ストレスがあります。
現代社会の人たちは、とかくストレスを多く溜め込んでいて、溜め込んだストレスを解消しにくい傾向があります。
腸という場所は、ストレスの影響をかなり多く受けてしまう器官です。
つまり、ストレスが原因で下痢や便秘になってしまうんです。
さらに、ストレスや疲労は全身の血行を悪くしてうっ血を起こしやすくしたり、体の免疫を低下させてしまうでしょう。

フルーツに多く含まれるビタミン類が、ストレス解消の糸口
フルーツがストレスにいい理由は、 様々なビタミン類が多く含まれているからです。
ビタミンが不足してしまうことで、疲労感・精神不安定・神経過敏・集中力の低下が起こり、 不眠・無気力といったストレス症状が顕著にあらわれます。
ストレス解消のためには、柑橘系のフルーツがオススメです。
例えば、 みかん2個食べるだけで1日に必要なビタミンCをほとんど補うことが出来てしまい、ストレス耐性に大いに貢献してくれます。
酸味のもとであるクエン酸にも疲労回復効果が期待でき、ストレス知らず、痔知らずの身体になることが出来ます。
イチゴは、ビタミンCの含有量が100gあたり50~90mgであるのにプラスし、アントシアニンが含まれていて、ストレスで溜め込んでしまった活性酸素も削減してくれることでしょう。
イチゴには他にも、カリウムやカルシウム、マグネシウムと言った成分が一杯含まれています。
ストレス解消に効く代表的なフルーツ
・レモン
・オレンジ
・グレープフルーツ
・イチゴ
身体の冷えを解消!フルーツを食べて血行を良くしよう!
体の冷えは、血行を悪化させるもとであり、連鎖的に痔の症状悪化につながります。
逆説的に、冷えから体を守れば痔を改善することが出来ます。
そしてフルーツの中には、血行を改善して体の冷えを防いでくれるものがあります。
冷え性解消に効く代表的なフルーツ
・オレンジ
・りんご
・ブドウ
・桃
・さくらんぼ
逆に、カラダを冷やしてしまう効果があるので大量に食べるのは避けるべきフルーツもあります。
カラダを冷やしてしまうフルーツ
・すいか
・梨
・柿
・パイナップル
一般的に、暑い地方でとれる果物は体を冷やす傾向があり、寒い地方での果物は体を温めてくれると言われています。
痔主向けのフルーツの食べ方・調理法
フルーツの効用を十分に知ってもらったので、次は実際に「痔主はフルーツをどう食すべきか」をお伝えします。
共通するポイントは「成分をなるべくそのまま体内に吸収させる」ことです。
食べるタイミングは「食前または食中」
フルーツはどうしても「食後に食べるもの」という常識に引っ張られてしまいます。
しかし、フルーツの栄養素を一番効率よく吸収するためには食前か食中に食べるのがベストなんですね。
同様の理由で、間食(おやつ)に食べたり朝食で食べるのも良いでしょう。
生のまま食べる
フルーツは単体でも十分に甘味や酸味があるため、生で食べられるものがほとんどです。
生のままばっくり食ってしまいましょう。
スムージーやジュースにして飲む
生のまま食べるのが嫌いな方や少し味を変えて楽しみたい方は、スムージーやジュースにする手があります。
参考:健康応援サイト
今の時代、カンタンに調理できる器具などがそろっていますので自宅でもカンタンにスムージーやジュースを作れますね!
フルーツ酢にして飲む
私もつい最近知ったのですが、フルーツ酢(フルーツビネガー)と呼ばれるものがあります。
酢は便秘解消・ストレス解消にとても有用な調味料なので、フルーツ酢は相乗効果でさらに効果が期待できますね。
ブロガー仲間のういさんがフルーツ酢の作り方を丁寧にご紹介されていたので、気になる方は見てみてください。
まとめ:フルーツは痔の改善効果がたくさん!痔主はフルーツいっぱいたべよう!
痔主がフルーツを食べるべき理由
- 食物繊維で便秘改善
- 腸内フローラ(腸内環境)を整えて下痢や便秘を防ぐ
- ストレス解消の成分がいっぱい
- 血行改善
痔主におすすめのフルーツ
- りんご
- みかん
- キウイ
- バナナ
- レモン
